Gender mainstreaming 74th day in Leeds

ジェンダーメインストリーミングはグローバル化の中でどのように取り上げられ、発展してきたか。
今日のテーマでした。

前もって先生から提示された20個ほどの文献(ケーススタディ)から各自3つずつ選び、読んでサマライズ。授業で内容を共有しあい、それを元に議論を進めました。

総じて、現在まで行われてきたジェンダーメインストリーミングの実践はいい結果ではない。
原因は何か。

実施する側と政策する側、またドナー間で目標が統一されていない。
異なる種々の実施策がごちゃごちゃに統合されている。
目標や方針だけが次々に追加されていく。
ジェンダーを男女の生物学的もしくは社会的な違い、とだけとらえている。
(違いから作り出される、女性にとっての(だけとは限らないと最近言われてきていますが)不平等が’ジェンダー’問題だと思います。
政治において、議員における女性の数を増やしただけで満足している。
開発途上国においては、ジェンダー以外にも不平等や不均衡が大きく影響している要素があり、そちらにより重きをおかれる。(例えば、人種や身分制度)。ジェンダーメインストリーミングがこれらを考慮したものになっていない。
資金不足。もしくは資金の配分がまずい。

ドイツの農村部でも住民から受け入れらなかったとの報告。
パキスタンから女性障がい者の社会的な排除についての報告。
サウスアフリカでは男性支持論が伝統的で、社会的な抵抗が強く実践が困難だったとの報告。

もっともっと知りたい。
そしてこれらを元にアウトプットしたい。

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夜7時半 帰宅路