終戦記念日 16th day in Leeds

全国戦没者追悼式における天皇陛下のおことばを拝読しました(正しい敬語がわかりません)。

安部首相の70年談話を読みました。

 

恥ずかしい事に、私は過去のおことば、談話をしっかりと読んだことがないので今回の物を過去ベースに比べる事はできません。

 

天皇陛下のおことばから、第二次世界大戦への深い反省を感じました。

安部首相の談話を読んで、第二次世界大戦がどんな悲惨なものだったのか、昔々学校で習ったりおじいちゃんに聞いた事等を思い出しました。

 

このお二人は日本の象徴と日本の指導者です。

国際社会の場では、お二人が発することが、日本以外の国(つまり世界)にとっての“日本”をつくりあげるのです。

私たち、国民一人一人の思いや意見はひとまずおいておいて。

 

安部首相の言いたい事があまりわかりませんでした。

大戦に至る経緯、大戦の悲惨さ、戦後復興への道、それにおける諸国へのお礼、今後の日本のあるべき姿、世界の姿etc..

確かに、全ての原点にあるべき、“謝罪&反省”には直接は触れていないように感じました。

何故でしょう。

 

 

米メディアはおおむね、

天皇が前例なき反省を表明。

・日本の指導者(安部首相)謝罪に至らず、対照的。”

といった見方なよう。

 

BBCでは

・結局安部首相(国の指導者)はどの程度どんな風に大戦を反省しているのか明確ではない

・予想通りの内容

・過去の談話と変わらず

みたいな感じで報道していました。

 

There is also people who think Japan WW2 history isn't shameful but glorisous.

Japan is still devided deeply of what WW2 meant.

こんな感じの事がクローズアップして報道されていたり。

正直これには驚きました。

日本人の何パーセントくらいの人がそう思っているのかわかりませんが、

今まで私の周りで第二次世界大戦は恥ずべきことでも如何わしい事でもなく、光栄・栄誉”とはっきり述べる人はいませんでした。はっきり声にあげる事はなくても、そんな風に感じているような人がいる気はしませんでした。

日本ではまだ、第二次世界大戦についての意見が深く分裂している。

え?まじで?と思ってしまいました。

日本には戦争したいor戦争の素となるような考えや思いを持っている人たちがいるのでは。と、あるBBCの報道は伝えているように感じました。

 

 

全く異なり、興味深い視点からの記事も。

“日本には非常に多くの謝罪を表す言葉がある。”

謝罪、反省、弁解の余地がない、詫びる、申し訳ない、許して、悪い、ごめん、すみません、勘弁、合わせる顔がないetc....

確かに、英語だと“ごめんなさい”の言い方が割と限られてる気がします。

“ごめんなさい”以外にも、普段の会話等で、日本語は繊細で回りくどい言い方や表現が多いなぁと感じます。

 

そんな言語の後ろにある、文化の違いも、事を難しくしている要因なのでは、と。

 

 

非常に難しい問題ですが、思いは一つです。

戦争なしの、平和な世界。

皆思いは一緒なはずなのに。(と信じたい。)

 

大戦で亡くなった、傷ついた全ての人への祈りと共に。