到着&歓迎&出会い 1st day in the UK
朝7時、無事にロンドンHeathrow空港に到着しました。
バンコクを出たのが夜中の1時。
離陸の瞬間も覚えていません。
座った瞬間に眠っていました。
隣に座ったBritishなイケメンさんよりも、眠気が勝ちました。もったいない。
さすがに着陸は覚えています。
入国審査は予想通りの人の多さで、予想通りかなり待ちました。1時間くらい。
でも審査そのものは思った以上に簡単で、
「いつからコース始まるの?」
「どこの大学だい?」
くらいで終わりました。
今日の19時の便でLeeds Bradford Airportまで飛ぶ予定です。
日中は(おそらく今後ほぼ機会がないであろう)ロンドン観光がしたくて、わざと乗継時間をたっぷりとりました。
しかし残念ながら、私の大きな大きな預入荷物、一度ここでpick upしないといけません。
関空ーロンドンがタイ航空で、ロンドンーリーズがブリティッシュエアウェイズ。
航空会社が異なり、またAirline Allianceも異なるため、預け入れ荷物をリーズまでthroughで送るのは無理だと言われました。
そこで、Heathrow空港内のLeft Luggage(日本のようにコインロッカーはないので)にて一日荷物を預けようと思っていました。
各ターミナルに必ず1つはあるようです。
スーツケースと大きなバックパックの2つを預け、20ポンド。
(個数&時間制)
身軽になったところで、日本人の友達(保育所からの同級生。笑)に会いに空港内のパブに向かいました。
本当に、驚きなんですが、彼も同じ時期にイギリスへ留学。
本当に、偶然、彼が一時帰国する今日、私がHeathrowに降り立ち、本当に本当に偶然、空港で会うことができたのです。
まさか、Heathrowで安心する誰かに、“Welcome to the UK!”してもらえるなんて思ってもいなかったので、もう、本当にびっくりでした。いくら海外慣れしてきたと言っても、やっぱり緊張してたんでしょうね。
迎えてもらって、ほっと力が抜けました。
世界は本当に本当に広いのですが、世間というのは本当に狭いんです。
色んな所へ出ていくと、こういった偶然をひきよせる事があるんです。
そんな素晴らしいUK生活1日目の幕開けでした。
結局彼に、いろいろとお世話してもらい、一路ロンドンへ。
目指すはただ一つ。
The National Gallery
あんなに素晴らしい空間はないです。
The Louvreには行った事がないので、比べようもありませんが。
この留学期間中に、どうしてもおフランスだけは行きたい。
本当は、ロンドンをもっとぷらぷらしたかったのですが、ここだけで5時間以上使ってしまいました。
でも、幸せすぎます。
一番のお気に入りはヴェラスケスの通称“ロークビーのヴィーナス”
この絵の前のソファに座ってしまったら、時間なんて忘れてしまいます。
うつくしすぎます。
生物学的にありえない腰のライン。ピンクがかった肌の色。ぼんやりと鏡に映る顏。
あと、ティツィアーノの神話を題材にした絵も大好きです。
色使いがきれい。ストーリーを魅力的にみせてくれます。
スラーの大作“アニエールの水浴”もなぜか、今回は目に留まってしまいました。前回来たときはあんまり好きじゃないなって思ったのに。
印象に残る絵です。時がとまります。
もうひとつどうしても見たかった、ポール・ドラローシュの“レディ・ジェイン・グレーンの処刑”は所蔵してあるお部屋が改装中かなにかで、見れませんでした・・・残念。9 Days Queenという異名をもつ彼女。血生臭そうな王位争いと陰謀に巻きこまれ、即位後9日わずか16歳で反逆者として処刑。つめたく、温度がない、怖い、でも何かうつくしさがある絵でした。この画家が描いた、“若き殉教者の娘”というルーブルにある絵も絶対見たい。
そんなこんなで、ロンドンOne day tripが終わりました。
HeathrowからLeedsBradford空港まではわずか40分の飛行でした。
なぜか出発が20分程遅れましたが、問題ありません。
驚くことに、人生で初めて、私の預け入れ荷物が一番最初に出てきました。
空港から寮まではタクシーを予定していました。
が、やはり日本のように空港の駐車場にタクシーが客を待っているなんてことなく。
駐車場の片隅にある、タクシーセンターの窓口で予約しないといけませんでした。
(困ったら、誰かに尋ねる&足で稼ぐが基本です。ガーナ同様です。)
すごいですね。行先の住所を伝えると窓口で情報を入力、それをドライバーのスマートフォンに送信、もちろん料金はここのセンターで先払い。
すぐにタクシーも用意してもらい、なにも困ることなく、寮までたどりつきました。
30分くらいのドライブだったかな。
ただ、困ったのは、寮についてからです。
鍵は持ってますが、寮のゲートの開け方がわかりません。
到着したのは21時をまわっていたので、寮の事務員さんもいません。
時間外受付の電話番号にcallしましたが、誰も出ません。
誰か寮から出てくる人か、寮へ入る人が来ない限り、ゲートの前で待ち続けるしかありません。。。
と途方に暮れていたら、南米系の女のコが一人、寮へ入ろうとやってきました。
ラッキーでした。
彼女に理由を説明すると、彼女も数日前にここに来たばかりで、到着した日やっぱり彼女も入り方がわからず、1時間以上誰か人がくるまで待っていたと。
しかも彼女、同じ寮の同じフラットでした。
素敵な出会いです。
すごく感じのいい、懐かしい雰囲気とノリのペルー人の彼女。
やはり私は、そういう縁があるんです。
ハプニングはもちろんありましたが、素晴らしいイギリス生活初日だったと思います。
ここから、ここで、がんばります。
ロークビーのヴィーナス