がんばる火災報知器

深夜の2時過ぎ。

”びーーーー。びーーーーーーー。びーーーーーー。”

 

UKきて初めて?みたかな、ほぼフルEnglishの夢。

なにか些細なことがきっかけでけんかして、悲しませちゃった彼に謝っていた時でした。

(私はどんな悪い事したんだ?)

 

突然のけたたましいアラーム音

夢の中、みんなきょとーん。

 

目を覚ましてもすぐにはピンときませんでした。

でも感覚で、

「あ、火災報知器か。。」

と気づきました。

 

 

「また誤作動か。。」

確信もないのに、なんて危ない。

 

すぐに自分の部屋の火災報知機を止めようと天井へ手をのばし、カバーをとりリセットボタンを探します。

ない。

 

おかしいな。

 

ふと自分の部屋から出てみると、家全体から火災報知器のアラームが鳴っています。

 

「ひろ、、何がおきているのかしら。。火の気はなさそうだけど。。怖いわ。」

パトリシアがとても不安そうに階段下から顔をのぞかせています。

 

すぐに二人でキッチン横のメイン火災報知器へ。

もちろん、家中火の気を確認しましたが、皆無。

 

とにかく、ずーーーーーーっと一定のけたたましさで、鳴り続ける火災報知器。

 

がんばるね。。

 

確かに、Lazyさんよりはましですが。

 

メイン火災報知器のカバーを開け、音を消そうとしましたが、全く鳴りやむ気配がなく。

カバーの説明通り、ボタンを操作しましたが、音は消えず、リセットもできず。

 

カバーに書いてある会社に電話するも、時間外で対応なし。

不動産屋に電話するももちろん電話にでず。

不動産屋と契約しているエンジニアに電話するももちろんでず。

大学の学生サポートセンター(24時間対応の緊急コール)に電話するも、

「自分たちには何もできないから、とにかく不動産屋に電話しろ」

「電話に出てくれないんです。どこか公共サービスで助けてくれる機関はありませんか?」

「とにかく僕たちには何もできないから、不動さやか家の持ち主に電話してください。」

(アホみたいにこの一点張り。わかっています。学校がなにもできないのは。ただ、他に何かサポートしてくれる機関や市民サービスを教えてもらいたかっただけなのに。眠いのが手伝って、久しぶりにキレかけました。)

 

最終的に、家の持ち主がようやく電話に出てくれました。

でも彼はロンドンに住んでいるので、何もできません。

 

電話でどうこう言っている間にも、何かパトリシアがボタンをいろいろ操作し、突然アラームが鳴りやんでくれました。

 

「Patti!!!!ありがとう!どうやったのーーー!?」

 

「Hiro。。。わからないわ。でもいろいろボタンを押していたらとまったの!」

 

そんなもんですUK。

 

この火災報知器誤作動、イギリスではよくあります。

一応、もう一度二人で家中の火の気を確認し、完全に安全だ!と二人で納得してから、ベッドへ戻りました。

 

朝3時半。

 

私は、眠りを邪魔されるのが何よりも嫌い。

すごくすごくすごく不機嫌でした。

もちろん、本当の火事じゃなかったのが幸いです。

 

 

そういえば。

怖いとか焦りとかパニックとか一切なく、たんたんと対応していた自分(というか眠くていららいら?)にびっくりです。

本当に火事が起きた時は、もう少し慌てた方がいいかもしれません。


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Fire alarm