Debate on Disability Theory and Practice 64th day in Leeds

今日から私のコースの必修科目の一つ、上記クラスが始まりました。

クラスは毎週金曜午後1時から午後4時の長丁場。
途中で一度休憩を挟みますが、なかなかしんどい。苦笑

前半1時間半が講義(先生の講義を聞くタイプのクラス)、後半が講義をもとに与えられたテーマについてクラスメートとディスカッションをするという構成になっています。

ありがたい事に、先生の講義内容は大概理解できるようになってきました。
しかしながら。
私のクラスメイトはほぼ全員、イギリスないしはヨーロッパ出身で、とにかく彼らの英語についていくのが大変です。
一旦彼らの議論が白熱し始めると、聞き取れません。。

まぁ、それはおいておいて。

今日のテーマは ”障害に関する言葉の定義、使い方”に関してでした。

例えば、日本だったら”障害者”ではなく”障がい者”と記そう。
障がいを”持つ”ではなく、障害はただそこに”ある”。
そういった言葉の使い方です。

そもそも、言葉(Language)の意義はなんだ?から始まりました。
言葉は個々人の意識ないしは無意識の概念や考えるを、他者に伝えるための手段の一つです。

例えば、英語で障がい者を表す言葉に”Disabled People”と”People with Disability”の言い方があります。(もっとたくさんの表現がありますが、ここでは代表的な二つを。)

この二つの言い方でどんな印象をもちますか?

英語を母国語としない私達には少し掴み取りにくいニュアンスもあると思います。
でもなんとなく、前者”Disabled People”は人ではなく、障害”Disabled”に焦点をおいているような感覚を持ちませんか? 印象でかまいません。そういった印象から概念を、さらには社会一般的な認識を作り上げるのが言葉の作用だと感じています。
対象に後者の”People with Disabiltity”は障害そのものではなく、人、個人に焦点をおいている感じがしませんか?

他にも英語でなんとなく、偏見や他者に誤解を招いたり、どこか間違った意味合いを含んだ言葉等についてリストアップし議論しました。
しかしながら、これに関しては、本当に英語の語彙力と言葉の裏に隠れるニュアンスを熟知していない限り、どういった単語が問題的なのかがわかりません。
苦しい授業でした。少し語彙力がUPしましたが、クラスメートとに貢献できたかというと皆無です。。。

例えば、「日本の視点で障がいを”もつ(have)”とは言わないようになったんだ、障がいは”ある(there isでいいのかな。。)”」等言えれば、クラスの皆んなに新しい考えを提供できたのに。。。私はこれについて知りませんでした(恥ずかしながら授業後に日本人に教えてもらって知りました。)


今日は、そういった言葉の使い方、今後私達が研究していくにあたり、生涯、障がい者問題に携わっていくにあたり、念頭に置いておくべき事を、最初の授業で学びました。

そして、どうやったら拙い語学力でクラスに貢献できるか。
日本の現状を把握し、それをディスカッションテーマに合わせ、意見とする。
これです。
がんばります。